看護師としてのキャリアアップを考えている方は多いと思います。資格を取りたい、身につけたいスキルが決まっているなど、人それぞれイメージするものがあるでしょう。そこで、キャリアアップについて年代別に取り組むべきことや、どういったステップを踏めばいいのかについて紹介していきます。
日本キャリア・コーチング協会にて紹介されているキャリア発達の理論>ライフ・ステージ論- スーパーでは、年代別の発達段階を以下のようにまとめています。
多少個人差はありますが、このようなモデルで成長をとげていくということを、頭に入れておいておくと良いでしょう。
一般的なキャリア理論を看護師に当てはめてみるとどうなるのかみていきましょう。
このように、人生100年時代と呼ばれる現代ではさまざまなライフプランがあります。これにまっすぐ沿う必要はありませんが、キャリアの考え方のきっかけとして参考にしてみてください。
私が看護師になったばかりの頃(10年前)は、看護師は病院で働くのが当たり前、病院でスキルを身につけるという雰囲気でした。しかし、最近は病院とのギャップが少ないうちに育てるという考え方で、1年目から訪問看護師やクリニックで積極的に募集をとっているところもあります。
もし、自分はこれがやりたいという看護観がはっきりとしている人にとっては、従来のキャリアの積み方でなくてもいいのではないでしょうか。
以前に比べてキャリアの考え方が変わり、数年臨床を経験して大学院へ行く人、診療看護師や認定・専門などの資格を取る人だけでなく、転職でキャリアを積む人、子育てもキャリアのうちに入るということもあります。一番は、自分の看護師人生で何を大切にしたいかということではないでしょうか。
キャリアについての考え方は、年々時代とともに変わってきている実感があります。人それぞれ、看護師としてどう生きるかという部分が、キャリアを考えていくなかでの大切なポイントです。みなさんも、自分らしいキャリアを見つけていきましょう。
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ゆみかおる 看護師10年目。小児科、整形外科病棟での経験あり。現在はフリーランスとして、クリニック、健診、ツアーナース、医療系ライターとして活動中。 |