子育てと仕事の両立は難しい、育児がおろそかになっていると感じている人にとって、両立できるような転職先を探すことは、今後看護師を続けていく上で大切なことです。
そこで、子育てと仕事の両立を考えた上での転職において、気を付けたいポイントをご紹介していきましょう。
子育てと仕事を両立する際の悩みは、残業が多い、急な休みに対応してもらえないなどがあげられます。
そして、配慮があると感じるのは、時短制度や育児手当がある、院内託児所や契約している保育園がある、急な休みでも対応できるほどの人員配置がなされている、土日祝日の休みが取りやすいなどです。
このような子育てに関する制度や取り組みが積極的に行われているところでは、子どもがいる母親が働きやすいとして、配慮があるということになります。
先ほどのさまざまな制度や取り組みがあることの確認はもちろんですが、実際に働いている人の状況を確認することも必要です。ママさん看護師の割合や実際にどのようにして働いているかを聞けるとよりイメージがつきます。
また重要なのは、上司が子育て経験がある、子育ての大変さを理解してくれているかを見学や面接のときに確認することで、時短制度や急な休みでもきちんと対応してくれる雰囲気があるか分かります。
このようにママさん看護師が複数働いている実績があることや上司の理解があるところでは、子育てをしていても働きやすいという証拠になるでしょう。
実際に働いている人の状況といっても病院のホームページだけでは、分からないことも多いです。
見学や面接時にすべて質問できればいいですが、緊張して気になっていたこと聞けなかったということもあるので、転職サイトに登録して情報収集することをおすすめします。
事前に気になるポイントを伝えておけば、事前調査してくれたり、実際に聞きづらい質問なども代弁してくれたりなどのフォローもしてくれます。
1社だけでは情報が偏る可能性もあるので、複数登録して見比べるという方法も有効的です。
子育てへの配慮がある職場を探すためには、時短制度やさまざまな取り組みがあれば完璧ですが、すべて揃っているところというのはなかなか難しいものです。
しかし、子育てと仕事を両立するために優先すべきことを整理しておくことで、あれもこれもと悩まずに済みます。また、より詳しい情報を調べるためには、転職サイトをうまく利用していくことも大切です。
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ゆみかおる 看護師10年目。小児科、整形外科病棟での経験あり。現在はフリーランスとして、クリニック、健診、ツアーナース、医療系ライターとして活動中。 |