ブランクがある人、看護師への復帰を迷っている人で、理想的な復職をするために何が必要なのでしょうか。ここでは、理想と現実のギャップをなるべく少なくするためのポイントをお教えしましょう!
どのように復帰したいか考えるときに、5W1Hにちなんで考えてみると、より具体的にイメージできておすすめです。
- いつ・・・1ヵ月後から、半年後から
- どこで・・・病院、クリニック、訪問看護、老人福祉施設など
- だれと(※本来は誰がです)・・・スタッフの人数や年齢層など
- なにを・・・どんな看護をしたいか、〇〇科の看護など
- なぜ・・・生活を豊かにするため、看護師として勉強したいからなど
- どのように・・・正職員、パート、単発派遣とか勤務形態など
この理想像や目標になるべく近づけるように、復職を考えていきます。
どのように復帰したいか、理想と現実は少し違うので、きちんと確認しましょう。
ブランクがどのくらいあるかによって復職できる範囲が狭まるなど大きな差が出ます。ブランク歓迎としているところや、臨床経験〇年以上、〇〇科経験優遇としているところもあります。
自分が仕事をすることによって、今まで自分がしていた家事や育児がどう変わるか。仕事によって起こり得る事柄をあらかじめピックアップしておくのもいいですね。
看護観がぶれると仕事のやりがいがなくなり、続けていくことが困難になってしまいます。看護師として復帰するからには、自分なりの看護観をきちんと振り返るようにしましょう。
同じような境遇の人に相談することで、自分では気づかなかった発見があります。情報共有することで不安が少しでも解消されるでしょう。さらに看護師同士であれば、より仕事に沿った話ができるので、身近に相談できる人を作ることが大切です。
復帰に必要な研修などの情報を教えてくれるなど、ブランクありでも復帰しやすい転職先の紹介をしてくれます。また、ママさん看護師が多いところや、子育て支援などが充実している職場を紹介してくれたりと、詳細な情報が揃っています。自分で調べただけでは限度があるため、うまく活用していくことも必要です。
転職活動の失敗例として、理想だけが先走りしてしまい、実際に就職したらついていけなかったというギャップがあることは多くあります。特に復職する際には、自分の理想の働き方と、そのために何が必要かを明確にすることが大切です。
自分の理想とする働き方を見直すと同時に、子育ての先輩や転職エージェントに相談しながら、ママさん看護師でも働きやすい職場を見つけていきましょう。
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ゆみかおる 看護師10年目。小児科、整形外科病棟での経験あり。現在はフリーランスとして、クリニック、健診、ツアーナース、医療系ライターとして活動中。 |