キャリアアップのために転職を考えながらも、自分に合う職場探しがうまく進まないことがあります。転職の成功は就職候補先の情報収集をしっかりすることから。そこで、転職に役立つ情報収集の仕方、そのポイントをまとめました。
看護師の活躍の場は幅広く、それゆえ求人情報も数多くあります。
医療機関、介護施設、教育施設など場所や業務内容はさまざま。また、職場によって力を入れていることが違うなど、求人先それぞれに特徴があります。キャリアアップを目的として転職するのであれば、自分が理想とする将来の看護師像、それを叶えられる場所であることが大切です。
まずは自分の将来像を明確にして、その目標を達成するためにどのようなキャリアが積んでいくべきか考えてみましょう。そして、希望する教育や資格取得支援のサポートが受けられる職場に絞って探していくようにします。
求人情報には、その職場がアピールしたいポイントがわかるようになっています。先にご紹介した、職場内での看護師教育や研修・学会参加へのサポート、資格取得者の実績などに注目することは自分がどんなキャリアを積めるのか予想できるため重要です。
しかし、それだけにこだわるのは要注意。長く気持ちよく働ける環境があることも大切です。
ですから、キャリアアップのために自分が重要視している条件のほか、労働条件や福利厚生などの中から重要と考えるものの優先順位をつけてみましょう。そして、希望する条件が満たされているかどうかで点数化し、点数の高いところを候補に挙げるという方法もあります。
就職活動をする看護師に対し、職場の見学や説明会を実施している求人先は多くあります。中には見学だけではなく短期間の職場体験ができるところもあります。このような機会は実際に職場の様子を見聞きすることができるので、ぜひ参加しておきましょう。
もし転職候補先で働いている人から直接話を聞けるのであれば、気になっていることを質問してみましょう。
聞きにくいかもしれませんが、人事担当のスタッフにキャリアアップのために転職を検討していることを話し、転職先として重要視するポイントが満たされているかどうか確認しておくことも大切です。
自分に合った転職先を上手に探すには、まず自分が目指す将来像を明確にし、転職候補先に求める条件は優先順位をつけて比較しましょう。
キャリアアップが目的で転職するなら、資格支援や教育支援、管理職を目指すサポートは必須。見学会など職場の雰囲気を直接感じておくことも大切です。
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misato 消化器・乳腺・甲状腺の病棟勤務を経たのち、育児のため一旦退職。現在は今までの経験を生かして医療系ライターとして活動しています。 |