子どもが生まれてからも仕事を続けたいと思うものの、対策がわからず看護師を諦めてしまう人はいませんか?本当は仕事も育児も頑張りたい、そう思う人はいるはず。どちらも諦めずに両立できる働き方のポイント、3つをご紹介します。
育児が始まると、予防接種や検診、子どもの体調不良で仕事の調整をせざるを得ないことが多々あります。育児に理解ある職場を求めて転職するのもいいですが、できれば慣れた職場でいられるのが理想ですよね。職場の雰囲気はどこにいてもそれほど変わりませんし、周りは自分のことをよく知ってくれています。
職場を変えてまた一から人間関係づくりをする、というストレスもありません。ですから、まずは職場を変えずに働き方を変える方向で調整できるか相談してみましょう。常勤であれば、非常勤やパート勤務へ変更してもらえるといいですね。
ほかには、しばらく夜勤や残業がない部署へ異動させてもらうという方法もあります。同じ職場であれば、子育てが落ち着いた頃に常勤に戻してもらうこともできますし、パートでも働く時間の調整を検討してもらえることもあります。
オムツやミルクなどの消耗品や衣服、医療費など、子育ては何かとお金がかかります。ですから、できるだけ収入は減らさず、賞与や福利厚生が充実している職場を希望する人も多くいます。そのような場合には、常勤にこだわって転職です。
仕事と育児が両立できるような求人先を探すポイントとしては、休診日が固定されていて残業がない、もしくは残業が少ないところ、もしくは入院がなく基本的に軽症の患者さんの対応をするクリニックがおすすめです。
公的機関やデイサービス、健康相談を受ける職場では、育児経験のある看護師が多くいます。ほかには、夜勤が少なく1人動くことが多い訪問看護もいいでしょう。
訪問看護では個人で業務にあたることが多いので、常勤でもスタッフのプライベートに合わせてある程度労働時間を調整してくれるところもあります。
仕事も育児もどちらも頑張りたいと思いながらも、働き方を変えることに不安を抱く人も多いはず。今まで積んできたキャリアを止めたくないと考える人、本当に両立できるのか不安を感じる人もいるでしょう。
育児は家族で協力して行うものですが、やはり育児の多くを担うのは母親。自分個人だけの人生ではなく、結婚や出産を経て自分の置かれる環境や役割が変わったならば、看護師としての人生設計も見直してみることが大切です。
違う分野にチャレンジすることで新たな目標ができることもあります。子育てが少し落ち着いたらまた働き方を考えることもできます。仕事と育児どちらも頑張りたいというのであれば、2つの中でバランスよく調整してみることです。
仕事も育児も頑張るには、仕事と育児のバランスをうまく取らなくてはいけません。育児はやはり母親がメインとなって担うことが多くなりがちですから、仕事を調整する方がうまく行くことが多いでしょう。自分の環境が変わったら、それに合わせて柔軟にキャリアを積んでいくことが仕事と育児を両立するポイントです。
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misato 消化器・乳腺・甲状腺の病棟勤務を経たのち、育児のため一旦退職。現在は今までの経験を生かして医療系ライターとして活動しています。 |