求人情報には、求人先のさまざまな情報が書かれています。子育て優先を考えての転職、絶対に成功させたいですよね。子育てを仕事が両立できる職場探し、転職先の情報で必ずチェックしておきたいポイントをまとめました。
結婚や出産・育児で自分を取り巻く環境が変わる女性。子育て中はたとえ夫婦互いの両親に頼れたとしても、やはり母親が仕事の調整をすることが多くなる傾向があります。
看護業界は女性が多い職場ですから、出産や育児によって仕事との両立が難しくなり職場を離れる人が続くことも。出産・育児による離職率に対する対策は、女性が多い職場にとって必須。看護業界においても、積極的な育児支援を行なっているところが増えています。
どの職場でも、基本的な産前産後休暇と育児休暇の取得は決められていますが、なかには独自で育児支援のための規則をもうけているところもあります。ですから、育児支援に力を入れていると書かれている求人先や、具体的な支援プランを挙げている求人先は詳細まで確認しておくことをおすすめします。
実際の現場では具体的にどのような育児支援制度をもうけているのでしょうか。具体例として挙げてみますと、
などがあります。職場のホームページやパンフレットでは育児支援を大きくアピールしている職場もあります。また、見学会や面談で具体的な説明を聞くこともできます。
一見とても嬉しい制度ですが、勤務時間や夜勤が減ることによる給与の減少も当然考えられます。ですから、育児支援を受けることのメリットだけでなく、デメリットも必ず確認しておきましょう。
育児支援の制度を全面にアピールしていても、それを活用している職員がいないのでは制度の意味がありません。やはり、職員が実際活用できる環境があり、活用してこその制度なのです。
育児支援の取り組みがどれくらい成功しているかは、書面やネットのホームページでは把握しきれません。ですから、職場見学や面接で直接尋ねたり、職場の人の年齢層をチェックする、職場の人に話しを聞くなどして実際の情報を得ておきましょう。
筆者としては、いつも看護師の身近で働いている看護助手さんに尋ねてみるのもおすすめです。ベテランの看護助手さんは、長きにわたってたくさんの看護師や職場全体をよく見ていますから、職場のことに詳しいのです。
子育て優先で働くためには、転職先の職場環境と育児支援への取り組みを詳細までチェックします。育児支援制度の有無だけでなく、それを職員がきちんと活用しているかどうかをも忘れずに確認しましょう。転職を成功させるためには、人事側に自分の状況をきちんと話しておくことも大切です。
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misato 消化器・乳腺・甲状腺の病棟勤務を経たのち、育児のため一旦退職。現在は今までの経験を生かして医療系ライターとして活動しています。 |