よく仕事ができる看護師と仕事ができない看護師という言い方をしますが、実際にはどんな人が当てはまるのでしょうか?また仕事ができる看護師になるためには何が必要なのでしょうか。看護師として成長するためのポイントをまとめました。
一般的に病院などで働く看護師の場合、
・業務をスムーズにこなせる
・患者さんへの観察やケアの抜けがない
・アセスメント能力やコミュニケーション能力に優れる
など様々な要素が考えられます。今のご時世だと語学力(英語や中国語)なども該当してくるかもしれません。
人それぞれ、仕事ができる看護師のイメージ像には差があるかもしれませんが、いわゆる「憧れの先輩」「憧れの上司」のような人のことだと思います。
元々なにをやるにも器用な人はこの分類に当てはまりそうです。注意深く、臨機応変に動けてそつなくこなす...そんな看護師が一人いるだけで、スムーズに業務がまわることに大きく貢献してくれます。
一方、仕事ができないと言われる看護師は、
・ミスが多い
・報連相ができない
・アセスメント能力やコミュニケーション能力が低い
といった要素が思い浮かぶのではないでしょうか。 他にも性格的な面で、
・陰で人の悪口を言う
・自分のことは棚に上げて人の揚げ足を取る
といったイメージも。こんな看護師ばかりだと、患者さんや周囲の同僚はイライラ、不安な気持ちになってしまいそうですね。
ただ、特に新人看護師の方は「自分に当てはまるかも...」とあまり深刻になる必要はありません。誰でも新人の時には知識やスキルが未熟なものです。これから吸収して成長していくものなので、「自分はこの仕事に向いてないんだ」とあまり落ち込みすぎたり、自分を責めるようなことはしないでくださいね。
できる看護師の条件とは、仕事を早くこなせることだけではありません。相手に寄り添いながら一つ一つの業務を丁寧に対応していけることも大切です。「できる」というと前者をイメージしがちですが、スピードや効率化だけにとらわれず、しっかりと知識やスキルを身に着けてほしいと思います。
そのためには、まずは謙虚であること。わからないことはうやむやにせず、はっきりと伝える、相談すること。そして一度アドバイスをもらったことは忘れずに身に着けようとする姿勢こそが、仕事ができる看護師への近道です。
自分の知識やスキルが浅いにもかかわらず満足してしまったり、怠慢な行動が癖となってしまうと、途端に成長は止まってしまいます。常に謙虚さを心掛けておきたいものです。
仕事ができる看護師は、業務をこなすスピードや効率の面が優れているだけではありません。丁寧に仕事をこなし、常に謙虚で学ぼうとする姿勢があることもとても重要な要素ではないでしょうか。
看護師免許を持っているだけでできる看護師になれるだけではありません。自分はどんな看護師になりたいか、この記事や身近な仕事ができる看護師を参考にして、日々精進してほしいと願っています!
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ゆみかおる 看護師10年目。小児科、整形外科病棟での経験あり。現在はフリーランスとして、クリニック、健診、ツアーナース、医療系ライターとして活動中。 |