
看護師として働いているとさまざまな悩みがありますが、そのなかでも人間関係や職場環境に関するものの割合は多いのではないでしょうか?高圧的な上司とのやりとり、やる気のない後輩...それぞれの立場であってもその悩みは尽きません。より、働きやすさを求めるために身に着けておくといいスキルについて紹介します!
よくある看護師の人間関係トラブル
看護師同士の人間関係トラブルも多いですが、医師やコメディカル、患者などとの関係のなかでも悩みを抱えるケースは多くあります。
たとえば、
- 高圧的で怖い上司がいて気軽に相談できない
どこでもお局看護師のような、性格の悪い、人の悪口を言う、怖い看護師っていますよね。でも仕事なので、好き嫌いで済ませられる問題ではないので、そうした嫌な上司ともどのように関係を築いたらいいのか悩むところです。
- 患者からのクレームで悩んでいる
患者さんからのクレームやハラスメント関連はどこの場面でもあります。そもそもどこからがクレームなのか、クレームを受けないようにするには、クレームを受けた後の対処法など、実は知らないかもしれません。
- 後輩への指導がうまくいかない
新人指導はじめ、中堅以上の看護師となると、後輩指導や教育の機会が増えてきます。しかし、なかなか考えていることがわからない、自主性を引き出せない、注意の仕方に困るなどのコミュニケションの取り方で頭を抱える人も多いようです。
- 看護師同士の関係がぎくしゃくしている
もしかしたら、これが最大の悩みかもしれません。看護師同士の関係性が悪い、ということ。忙しい日ばかり続くと、無言で仕事をする、ミスが続く、などの悪循環に陥る可能性があり、スタッフ同士のコミュニケーションスキルは必須です。
看護師が身に着けたいスキル
上記のような悩みを解決させるために身に着けたいスキルには以下のようなものがあります。
- アサーティブコミュニケーション
アサーティブとは、お互いに尊重した上で自分の伝えたいことを相手に伝えること。そのためのコミュニケーションスキルを学びます。
- 苦情対応力セミナー
クレームが生まれないようなコミュニケーションの取り方やマナー、クレーマー対応などが学ぶことができます。
- ハラスメント防止セミナー
どこからがハラスメントなのか、実際の事例などを踏まえて、ハラスメントを防止するコツを学びます。
- アンガーマネジメント
怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニングで、最近看護師の間でも受講者が増えてきています。忙しい現場でも感情に振り回されないコツを学べます。
- コーチング
対話によって相手の自発的な行動を促すコミュニケーション技法を学ぶことができます。
まとめ
看護師が働きやすくなるために必要なスキルは医療知識や看護技術だけではないことがわかると思います。自分自身を守る上でも、しっかり身に着けていき、活用していきましょう。
この記事を書いたひと
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ゆみかおる
看護師10年目。小児科、整形外科病棟での経験あり。現在はフリーランスとして、クリニック、健診、ツアーナース、医療系ライターとして活動中。
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