看護師としてさまざまな働き方があることは知っている人が多いと思いますが、常勤と非常勤、パート、派遣などの違い、それぞれ知っていますか?実は知らないと厄介なことになるかもしれない雇用形態について、まとめました。
一般的によくある看護師の雇用形態を紹介していきます。
週5日、40時間などのフルタイムで働くもの。特に契約期間などはなく、福利厚生や社会保険などがそのまま活用できます。たまに週4日で常勤の形態をとっているところもあります。
常勤よりも労働時間が短く、基本給からの計算で働くもの。一部福利厚生や社会保健などが使えないこともあります。
非常勤と似ていますが、常勤よりも労働時間が短い形態で、基本的に時間給の計算で働くものです。こちらも一部福利厚生や社会保険などが使えないこともあります。 ※週4日以上の勤務なら社会保険等の加入対象となることが多いです。
病院や施設、企業と一定期間の雇用契約を結んで働くもの。数か月~1年ごと更新など。期間中の働き方はフルタイムか時間給かは契約内容によって変わってきます。
派遣会社から病院や施設へ派遣されて働くもの。給料は派遣会社から支払われます。勤務の期間や目的によってさまざまな名称があります。 単発派遣(1日~1週間程度)、短期派遣(1か月~3か月程度)、長期派遣(3か月程度~3年) 、紹介予定派遣(数日~半年)、産育休代替派遣(1年~3年)
紹介予定派遣は、数か月派遣で仕事をした後、両者の合意のものに常勤へ移行する派遣。 産休代替派遣は、産休育休で欠員が出てしまったところを補う派遣。
常勤勤務以外に、そのときのプライベートな状況などに合わせた働き方もさまざま。いくつか例をあげてみます。
週4日のパート看護師で週1回のヨガインストラクターとして働き方。常勤と副業だとなかなか厳しいところがありますが、看護師の仕事を少し減らすことで、副業への時間が作れるようになり、いい気分転換となります。趣味や特技を副業としてやっている人も増えています。
次の転職先まで1~2か月期間が空いてしまったときに、病院以外のさまざまな働き場所を知るために派遣を掛け持ちする方法です。単発派遣でクリニックや老人ホームなどで働きつつ、短期派遣で看護学校の実習教員のサポートバイトなどをして、転職の合間も有効活用することもできます。
プランクありの看護師にもおすすめなのが紹介予定派遣です。お試しで働いてみて常勤になるかどうか決めることができ、たとえ合わなくて辞めても経歴に傷がつくことがありません。見学だけではわからないことも多いので、うまく活用できると便利です。
看護師の雇用形態はさまざまあり、働き場所と合わせると何通りもの選択肢が増えてきます。看護師として何を大事にするか、自分のキャリアに合わせた働き方を見つけてください!
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ゆみかおる 看護師10年目。小児科、整形外科病棟での経験あり。現在はフリーランスとして、クリニック、健診、ツアーナース、医療系ライターとして活動中。 |