多くの看護師と仕事をしていて、看護師同士のトラブルに疲れてしまうことありますよね。実は、看護師の仕事でも一人職で働ける職場があるのを知っていますか?今回は看護師同士のいざこざに巻き込まれる心配がない一人職の職場を紹介します。
看護師一人職の職場は以下のようなところがあります。
大きくないクリニックで、処置などが少ないところでは看護師一人体制のところも多くあります。看護師以外は医療事務、看護補助者、その他コメディカルなどで構成されていることが多いです。
規模が大きいところでは複数体制もありますが、企業や学校の保健室、医務室は看護師一人体制が多いです。他の職業との接点もそれほど多くないため、自分の仕事に集中できる環境といえそうです。しかし、保育園看護師は別です。保育園看護師も一人体制ではありますが、保育士や栄養スタッフなどとの関わりが密になるため、看護師同士とは違ったトラブルが考えられます。
老人ホームなどの施設で働く看護師も一人体制のところが多いです。他はヘルパーや介護士、などの介護スタッフがメインであるため、うまく連携は必要になります。
患者さんの自宅や施設への訪問診療で付き添いをする看護師です。医師と看護師一人ずつで向かうことが多く、同時にクリニックの診療を並行しているところもあります。
子どもの修学旅行や林間学校に付き添うことが多いツアーナース。参加者の人数が多くなければ一人体制で同行することが多いです。医療職者としては看護師のみで、他はツアーガイド、学校の先生などと連携していく流れです。
看護師一人体制であると、自分に決定権があるため比較的自由がききます。他の職種に対して、自分の職種の強みを発揮できる機会が多いので、責任とやりがいを感じられるでしょう。
どんな場面においても看護師が一人ということは、責任が自分一人にかかる可能性が出てきます。他に医療職種がいない場合には、より一つの判断で左右されることもあるでしょう。また、一人職になると情報共有したり相談できる人がいないため、知識やスキルのアップデートをするのは自分次第になるところもあります。
看護師の一人職の職場は意外と多いです。看護師同士のトラブルで疲れてしまった人、一人体制のところで働いてみるのも一つの方法です。メリットとデメリットを知った上で職場選びの参考にしてみてください!
![]() |
ゆみかおる 看護師10年目。小児科、整形外科病棟での経験あり。現在はフリーランスとして、クリニック、健診、ツアーナース、医療系ライターとして活動中。 |