最近増えてきた週4日常勤として働きながら副業やプライベートを充実させる働き方を知っていますか?自分のやりたいことができる時間を作る働き方について紹介していきます。
病院などで常勤として働く場合、週5日勤務などが一般的かと思いますが、実は福利厚生などの条件はそのままに、週4日常勤という仕組みを採用しているところがあります。まだまだ一般的ではありませんが、新しい病院や施設では少しずつ増えてきています。
実際に条件面の話をすると、週5日常勤の場合に25万円(夜勤手当なし)もらえていた場合、週4日勤務の場合には20万円前後と多少は給与面が下がる傾向にあります。そして、住宅手当や社会保険などの税金関係も週5日常勤と同じ待遇で受けられるというのがポイントです。(なかには条件が変わるところもあるかもしれません)
入職の際に選択でき、なかには就職後に勤務形態を変更できるとこともあります。プライベートを充実させたい、子育て世代の看護師などに人気の働き方です。
整形外科勤めの看護師で、趣味が高じてヨガのインストラクターの資格などを取り、知り合いのスタジオで講師をしているケースです。週4日常勤で給与は少し減りますが、ヨガのインストラクターの収入で週5日常勤とほぼ変わらない給与で生活しています。それでも、自分のやりたいことでお金を得るという経験は、看護師の仕事にも良い影響を与えてくれているようです。
週4日常勤として働き、空いた別日に施設の単発夜勤をして働くケースです。単発夜勤は場所によって1回3~4万円と高めに設定されていることもあるため、うまく組み合わせると、週5日常勤で働くよりも給与が増えることがあります。しかも、施設の夜勤は落ち着いていることもあるため、寝当直のようなところもあり、病院の夜勤ほどのストレスはありません。ベテランで派遣慣れしている看護師がこうした働き方を実践していることも多いです。
給与は多少下がりますが、結婚していて世帯の収入が比較的余裕があればカツカツに働く必要はなくなります。そのため週4日で他はプライベートの自由な時間に使うというケースです。なかには在宅の仕事としてライターやイラストレーターの仕事を副業でしている看護師もいます。看護師と他の仕事うまく気分転換にできると、ストレスがたまりにくくなります。子育て世代の場合には、こうした在宅での働き方の組み合わせが人気です。
週4日常勤は最近増えてきた働き方ではありますが、仕事以外にやりたいことがある人や、バリバリ働いて稼ぎたい人はうまくシフトを組み合わせることで自由度が増します。これからの看護師はこうしたさまざまな働き方を選択していけるので、ぜひ参考にしてみてください。
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ゆみかおる 看護師10年目。小児科、整形外科病棟での経験あり。現在はフリーランスとして、クリニック、健診、ツアーナース、医療系ライターとして活動中。 |