睡眠障害と聞くと不眠症を思い浮かべる人も多いと思いますが、その原因や症状は人によって様々です。
寝ようと思っても寝つきが悪かったり、しっかり寝たはずなのに日中眠い等、心当たりはありませんか?
睡眠障害の代表的な物として不眠症がありますが、実は90種類以上の睡眠障害が存在しています。
その中でも最も症例の多い物が不眠症であり、成人の五人に一人は不眠症だと言われている程です。学生の頃はそんな事は無かったのに...という方の多くは、やはりストレスが主な原因だと言われています。
心理的原因とも言われているストレス、過度な緊張や興奮は突然くる物ではありません。仕事の不満や評価、プライベートにおける友人関係や恋人とのケンカ等、様々な物がありますよね。 小さな事が積み重なると、やがて不眠症に繋がります。
ストレス過多は寝付きが悪くなってしまい、いわゆる寝酒を行う事も良くない行動です。お酒やタバコに頼りすぎてしまうと、薬理学的要因になってしまいます。心当たりのある方は、就寝前の摂取を控えて、しっかりとした睡眠を心がけましょう。
上記では心理的原因と薬理学的原因を取り上げましたが、主な原因としては他にも三種類あります。
生まれつき原因を持っている方もいらっしゃると思いますが、身体的原因も不眠症の原因になるのです。身体的原因は主に外傷や湿疹、蕁麻疹といった物から喘息等も該当します。
次は精神医学的原因では、主に不安な気持ちや抗うつと言われており、慢性的な不眠症原因の半数を占めているとも言われています。
最後は生理学的原因です。仕事によっては多発してしまう生理学的原因は、時差ぼけや昼夜シフト交代のある職種に多く見られています。生活習慣の急激な変化に身体が対応できず、起きてしまう睡眠障害と言えるでしょう。
ここまで紹介した原因は、全て根源を改善すれば睡眠障害も治ります。ただし、精神医学的原因においては独力での治療は非常に難しい物となっているので、通院をお勧めします。
自分では当たり前のように日常生活を送っていても、様々な要素が隠れている事を覚えておく事が大切です。日常的な要因の把握が出来るようになれば、対策を立てることも難しくありません。
上記に紹介した原因は、不眠症だけでなく全ての睡眠障害に当てはまります。その為、自身に最も近い原因を把握して改善する事が、睡眠障害の対策と改善に繋がるのです。睡眠障害を治す為に病院で診療してもらうのでなく、原因となる部分の治療を行いましょう。
特にメンタル的な原因になればなるほど、克服するのは難しくなってしまいます。重度の睡眠障害に陥る前に、適切な対応策と自分の睡眠障害のタイプを把握しておく事こそ、最善の対策と言えます。
インターネットを使えば無料で自分の睡眠障害の種類をセルフチェックできますので、気になる方はぜひ使ってみて下さい。
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松田 ゆうき 大阪出身、フリーランスでライターをしております。とにかく旅行と食べることが大好きで国外問わず各地の料理を食べることに情熱を注いでいます。今は南米にて執筆中。現在、長期でスペインとメキシコを行き来しています。 |