皆さん春と秋、いわゆる季節の変わり目に体調を崩した経験はありませんか?
一見一番過ごしやすい季節に思えますが、朝晩の気温差が大きくひらくことで、体に知らず知らずのうちに負担がかかり、健康を損なってしまう人も少なくないと思います。天気予報でも4月と10月は「寒暖差に注意」というフレーズをよく聞きますよね。
このような季節に、自分で上手に体調管理する方法を紹介します。
春や秋などは季節の変化に従い、気温や気圧、日照時間などが変わります。
寒暖差が激しいと、気温の変化に体がついていけず、自律神経が乱れます。急に気温が下がることで体の防衛本能がはたらき、寒さから身を守ろうと血管が収縮します。
これが原因で心筋梗塞や脳卒中などの循環器系の病気発症があらわれるやすくなるで、注意が必要です。
自律神経がもつ交感神経と副交感新神経が気圧の大きな変化についていけず、うまく機能できなくなります。そのため体がだるいなどの不調が出てきます。
季節の移り変わりにより日照時間が変わります。そのため体内時計が狂い、不眠症になるなどの症状が出ます。
鼻の粘膜が冷たい空気に急に冷やされることで鼻水が出たり、鼻がつまったりします。風邪のような症状で鼻水が透明で、目の充血や風邪の症状がない時は寒暖差アレルギーかもしれません。
気温差に適応するために、必要以上にエネルギーを消費することで、暖差疲労になります。これが原因で、ひどい冷えの症状や肩こり、顔のほてりなどもあらわれることもあります。
自律神経の乱れによって冷えた体を温めるため、ニンニク、ねぎ、しょうが、温かい飲み物など、体を温めてくれる食べ物を意識して取り入れましょう。体を温める点で、入浴も効果的です。
日常的に軽い運動を心がけましょう。朝の太陽を浴びることで、自律神経の働きを回復させてくれるので、朝のウォーキングなどがオススメです。
前日との気温差、日中との気温差が5度以上あれば1枚服を増やしましょう。5度の気温差で服を1枚増減させるのが一般的にベストです。
寒暖差はあなたが思っていた以上に体に影響するということが分かって頂けたのではないかと思います。季節の変わり目も元気に過ごすため、自分で出来る寒暖差対策を取り入れて下さい。
「なんとなくダルイ...」ということがないように、規則正しい生活を心がけましょう。
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松田 ゆうき 大阪出身、フリーランスでライターをしております。とにかく旅行と食べることが大好きで国外問わず各地の料理を食べることに情熱を注いでいます。今は南米にて執筆中。現在、長期でスペインとメキシコを行き来しています。 |