介護の仕事や看護の仕事をしていて、さらに親の介護もしている人もいます。中には親の介護をきっかけに、介護や看護の道に進んだ、という人もいるほどです。仕事でも介護や看護をして、家でも介護や看護していると、やはりイライラがたまってきてしまいます。
最近では、高齢化社会がすすみ、イライラがたまって、最悪の事態になれば事件などになることも...自分はそうならないと思っても、そんな確証はないので、親の介護をイライラしないでするために、普段からできることをしていきましょう。
まず、公的サービスを利用することを検討しましょう。仕事でストレスがたまらないために、地域包括支援センター、介護保険、役所の福祉課などの公的サービスがあるので、積極的に利用を始めてみましょう。
市町村で行っている無料サービスや、カウンセリングなどで、今の状態で不安な気持ちや、イライラしている気持ちを相談すると、解決策が見つかるかもしれません。公的サービスを利用すれば、自分の時間がとれるので、介護のイライラはかなりなくなるはずです。
実際に公的サービスを利用する例を挙げると、介護保険を利用して通って介護サービスを受けるデイサービス、宿泊させてもらうショートステイ、在宅で介護サービスを受けるなら訪問介護サービスなどがあります。
デイサービスは、寝たきり状態でない限り利用できるので、日中介護や看護の仕事をしている間に預けられます。ショートステイは、大型連休や仕事の都合で、介護できない時など、上手に利用すれば短期間ではありますが、自分の時間を過ごすことができます。
健康状態がいいという場合、ショートステイに親を預けて、旅行しに行けば、かなりリフレッシュすることができます。中にはデイサービスを普段利用して、大型連休や何か用事があって介護できない時には、ショートステイを利用するという人もいます。
訪問介護サービスは、デイサービスの利用をしない人や、少しだけ介護サービスが必要な状態の人には、最適な方法です。住み慣れた自分の家で介護サービスを受けられるので、安心して介護させてもらえる、という点がオススメです。
最初は、公的サービスを利用するのに手続きが難しいと思ってしまいがちですが、利用する最初の手続きが複雑なだけなので、がんばって手続きしてみましょう。
仕事でも家でも介護や看護することは、中々割り切れるものではありません。イライラがつのってトラブルに発展する前に、事前に公的サービスを検討して、解決策を考えてみませんか?
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桜井あかね 福島県在住。ジャンルを問わず様々な記事を書いております。 |