お金というのは意識して運用していないと持っている分を全部使ってしまい、なかなか貯まりません。「先月ボーナスをもらったのに一体どこに消えたのかな」と驚く経験をした人は多いはず。でも、銀行の普通口座にお金を入れておいても利息はほとんどゼロです。
ここでは少ない資金でも手軽に始められて、初心者にも分かりやすい資産運用法についてご紹介します。
資産運用の基本はハイリスク・ハイリターンとローリスク・ローリターンです。資産を失うリスクを回避して堅実にお金をキープしたいという人には国が発行している「個人向け国債」がオススメです。
元本割れしないというのが最大のメリットですが、その分利率も低めです。ちなみに個人向け国債は1万円から始めることができます。金利は3年または5年(固定金利)で0.05%、10年(変動金利)で0.26%と変化します。
銀行の普通口座に入れておくとついつい使い込んでしまうという人にはオススメです。1年経てば換金することもできます。
株は当時の中でも比較的利益を上げやすい投資法ですが、初心者の場合は何の銘柄を買ったらいいのか、どのように運営したらいいのか検討もつかないです。
そんな人にオススメなのが「積立投資」です。「るいとう(株式累積投資)」という積立投資は最近非常に人気が集まっています。株1銘柄につき1万円から1,000円単位で小刻みに投資額を決定できるので、様子を見ながら徐々に投資額を増やしていける点がメリットです。
1銘柄にこだわらずに分散すればリスクも分散されますし、毎月一定金額を貯金感覚で投資につぎ込むといった使い方ができます。
初心者にも分かりやすい投資法の筆頭に上げられるのが不動産投資です。不動産を貸せば毎月一定の家賃が入ってきますし、インフレ時にはその強みを実感することができます。
マンションなどの不動産を買うほどのお金はないという人ならJ-REITを検討してみるのもいいでしょう。REITとは「Real Estate Investment Trust」の略で、アメリカで始まった投資法ですが、日本では頭にJを付けて「ジェイリート」と呼んでいます。
J-REITなら証券が小口化されていますので、少額でも家賃収入を得ることができます。
「お金を大きく増やす」というよりは「使い込まないでちょっとずつ貯めていける」ことを目的にした投資なら、いつでも気軽に始められることがわかったのではないでしょうか。
投資も本格的なものになるとかなりのストレスになります。できれば貯金箱にお金を貯めるような感覚で、楽しくお金を運用していきたいですね。
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長谷川 真由美 元博物館キュレーター、美術系編集部を経てウェブライターに転職。ウェブライター歴5年。現在2児のお母さんです。知人に看護師などいるため医療関係の記事も担当しています。最近は子供のお弁当作りに夢中です。 |