カーテンの起源はローマ時代、もともとベッドの周囲を覆うものとして使われていました。日本ではカーテンの代わりに襖や障子が使われていましたが、明治末期になって現在のようなカーテンが使われるようになりました。
カーテンは選び方次第でお部屋の雰囲気をガラッと変えてしまうもの。ニーズや好みに合わせたカーテン選びで素敵なお部屋作りをしたいですね。
カーテンがお部屋の中で占める面積はけっこう大きいものです。中には全体の25%をカーテンが占める部屋(特にサロン)などもあります。なので、何色を選ぶかによって部屋の印象は全然に違います。リビングで会話の多い楽しい雰囲気を演出したいのなら、何と言っても赤系がおすすめです。
また気分を活発にして食欲を増進させるオレンジ色のカーテンもリビング・ダイニングにはぴったりです。寝室などリラックス気分が必要な部屋にはナチュラル系のグリーンや安眠を約束してくれるブルー系、清潔感に溢れる白色のカーテンもいいかもしれません。
カーテンのデザイン次第でもお部屋の雰囲気は全然違ってきます。ロマンチックなイメージを演出したいのであればドレープのたっぷりと入ったデザインがおすすめです。縁にレースやフリルをあしらえばさらに効果的です。注文カーテンでフリルなどを頼むと割高になってしまうので、手先が器用な人は自分でフリルを付けるのもおすすめです。
カーテンは通常、2枚が付き合わせになっていますが、中央の部分をダブルに重ねて左右に大きくドレープさせ、タッセルでまとめるとかなり豪華で優雅な雰囲気になります。タッセルも輸入品のものなどで楽しみましょう。
カーテンには西日を遮る、紫外線をカットする、室内の温度を調節するなど様々な機能があります。しかし、機能ばかりにとらわれていないでお部屋のインテリアのひとつとして考えてみるのも悪くありません。かなり大きな面積を占めるものなので、カーテン生地の選び方がまず大切です。
床や壁の色に合わせて無難な無地のカーテンを選ぶ人が多いのですが、これだと失敗は少ないけれど面白みに乏しいイメージになってしまいます。その点、柄物のカーテンを選べば個性的な演出が期待できます。柄物と言っても多色遣いの鮮やかなプリントや繊細な花柄など様々なバリエーションがありますので、選ぶのも楽しみの一つです。
カーテンはお部屋の第一印象を決める大切な要素。あまり地味で無難な物を選んでしまうと味気ない印象になってしまいます。仕事から帰ってきてドアを開けるたびに楽しくなる、そんなカーテン選びができたら最高です。リビング、寝室、浴室と部屋ごとに全然違うイメージのカーテンを選べば気分転換にもなりますし、お休みの日でも家にいるのが楽しくなるはずです。
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桜井あかね 福島県在住。ジャンルを問わず様々な記事を書いております。 |