突然ですが「出会い」、足りていますか?
女性しかいない職場、出会いを求めようにも多忙を極める仕事。「そのうち良い人が見つかれば......」と考えているうちに周りは結婚ラッシュを迎えてしまった、医療業界にはそんな方も多いのではないでしょうか。
「忙しくても、まずは出会いの機会がほしい!」そんな思いを叶えてくれそうなのが、近年台頭してきたマッチングアプリです。中でも「Pairs」というサービスは耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。女性でも安心して使用でき、実際に出会いまでつながった人も多いのだとか。
しかし、「マッチングサービスって、一昔前で言う"出会い系"なんじゃないの?危険はないの?お金はかからないの?」と不安な方もいらっしゃいますよね。そこで、そんな疑問を一挙に解決すべく、駆け出しライターが1ヶ月「Pairs」を実際に使ってみました!
目次
登録の前に、本当に安心して利用できるのか、お金はどのくらいかかるのかなど、気になるポイントをまず調べてみました。
最初に気になったのが、「『Pairs』の登録にはFacebookアカウントとの連携が必須」ということ。多くの人が利用しているFacebook、もちろん筆者もアカウントを所持しています。SNSの中で最も表の顔に近いコンテンツであるFacebookですが、「Pairs」と連携することで利用している事実がバレてしまわないのでしょうか?
気になるのはこの2点。不安に駆られながらも公式サイトにアクセスしてみました。すると上記の不安要素に関して、「一切起こりえない」という事実が明記されてありました。
それならなぜ連携する必要があるのでしょうか。実はそこがキーポイント!Facebook連携こそ「Paris」が支持される理由だったのです。
PairsがFacebook連携する理由は主に次の2点になります。
リアルでのつながりが連動しているケースが多いFacebook。その特徴を生かし「Pairs」では、既にFacebookで友達の相手は表示されない仕組みになっています。そのため「Pairs」で知り合いとばったり遭遇という最悪の事態は避けられるというのです。
マッチングアプリでの大きな不安要素のひとつが、サクラおよび悪徳業者の介入です。純粋な目的を抱いた一般利用客にとって、彼らの存在は不愉快そのもの。加えてトラブルに巻き込まれる可能性も否めません。その観点でも、Facebookアカウントとの連携は有効です。
これらが「Pairs」が安心して利用できると言われる理由です。なんとなく「怖い」というイメージを抱いていた筆者ですが、Facebook連携こそがマッチングのカギだということを痛感しました。
登録にあたって以下の形でFacebookアカウントの状態も審査の対象になるため、トラブルや不測の事態に巻き込まれる可能性がより低くなります。マッチングアプリの使用がはじめてな人にとっても安心材料になりますね。
年齢確認はFacebookに加えて、身分証明書かクレジットカードの提示を求められます。
これにより、「Pairs」目的で作成したダミーアカウントは登録できない仕組みになっています。
浮気や不倫の可能性が低くなります。
なお、Facebook上のステータス登録はあくまでも個人の裁量によるため、万が一の事態も念頭にいれておきましょう。
危険性とともに気になるのが料金体系についてです。「Pairs」では男性と女性の料金体系が異なります。
男性会員は基本的に有料会員にならないと利用しづらい仕組みとなっていますが、女性の場合は無料会員かレディースオプション(有料会員)どちらかを選択できます。レディースオプションは月額2,900~円(税込)となっています。
無料会員でできること | レディースオプション(有料会員)でできること |
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- 無制限のメッセージやりとり - 毎月30いいね |
- 無制限のメッセージやりとり - 毎月50いいね - 検索上位に表示される - メッセージ好きの相手検索が利用できる - 送信したメッセージの既読・未読を見ることができる |
上記の通り、女性は「無料会員でも問題なく利用できる」のがポイントです。筆者も「交際や結婚を前提に」という以前に「まずは気軽に出会いたい」と考えていたため、無料会員からはじめてみることにしました。
仕組みが理解できたら、実際に登録してみましょう。ここで立ちはだかるのが「プロフィール文」と「プロフィール画像」です。
その人物の人となりを表現するプロフィール文。下調べしたところ、ポイントはどうやら「登録理由」「職業や性格、趣味」「どんな人と出会いたいか」の3つのようです。
友達に紹介されて~、職場に出会いがなくて~、何でも構いません。動機が明確である方が誠実に感じられ、会話も弾みやすいようです。まずは筆者の素直な気持ちを綴ってみます!
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「精神が不安定」と明記されてある時点で、男性はドン引き間違いありません。添削を加えここはマイルドに!ほどほどに顔文字も入れるのもアリ。
次に、より詳細なプライベートな情報を記載していきます。職業や性格、趣味など偽りなく記載しましょう。ここでもまずは素直に書いてみます。
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コミュニケーションに難のある酔っ払いのオタクが爆誕しました......。早速「Paris」風プロフィールに書き換えてみましょう。
すべてマイルドに表現しました。趣味を表記する際のポイントは、男性も一緒に楽しめるかという点。ここでは「一緒にアニメを見ながら、飲食して過ごそう」という意図も込めてみました。
遊び相手を作りたいだけなのか、それとも交際したいのか、将来的には結婚を望んでいるのか......大きな判断材料になる要素です。「Pairs」の利用にあたり、筆者は交際や結婚という次元ではなく「気軽に出会ってみたい」という目的であることを明記します。まずは筆者の本心から。
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正直ではあるものの、ネガティブ&腰の重さが見え隠れしていますね。こちらもよろしくありません。
プロフィール文すべてに当てはまりますが、ネガティブなこと・自虐的なことは明記しないようにしましょう。交際歴もヘビーなのでやめましょう。これらを考慮して「Pairs」風に添削した文章がこちら。
ここで注意すべきポイントは「お酒」についてです。筆者は自他ともに認める酒好きですが、あくまでも最初はランチからという形で提案をします。いくら「Pairs」が安心とはいえど、初対面でお酒を交えるのはリスクが伴います。危機管理という観点でも、ランチスタートを推奨します。
続いてプロフィール写真。「Pairs」ではアイコンとなる写真とサブ写真数枚をアップロードすることができます。
いわば勝負写真です。顔がしっかり認識でき、ナチュラルに盛れている写真をプロフィール写真にしましょう。できれば自撮りではなく他撮りが好ましいです。あからさまに盛りすぎな写真や、SNOWの変身写真は敬遠される傾向にあるので避けましょう。何より大切なのは笑顔!とびきりの笑顔をチョイスします。
多角的な自分をアピールします。全身が写っている写真や、趣味のカットなどパーソナルを表現する写真を載せていきます。ペットやご飯の写真を載せている人も多いようです。
準備が整ったところで「Pairs」の大海原へ乗り出してみましょう。はじめるにあたって、女性は必ず認識すべきことがあります。
「Pairs」公式でも登録者の60%は男性会員と明記されているように、ここでは「女性会員=売り手市場」です。女性は自ら積極的に行かずとも、優遇されやすい傾向にあります。そのため何をせずとも「いいね」や「メッセージ付きいいね」が送られて来やすいのです。はじめは驚くかもしれませんが、「こういったサービスでは当たり前」として慣れていきましょう。
「Pairs」を開いて行うことの基本動作をみていきます。
まずは、自分に「いいね」をしてくれた人を確認します。良いと思ったら右へスワイプ、しっくりこなかったら左へスワイプしスキップしましょう。
①でこちらも良いと思った人がいた場合、マッチング成立となりメッセージが送受信できる状態となります。以前マッチング成立した人からメッセージが来ている場合もあるので、チェックしてみましょう。
余力があれば、「Paris」が提示してきた相手や検索して表示された相手に「いいね」をしてみましょう。
基本的にはこの3つを繰り返しながら、メッセージのやりとりを行って親睦を深めていきます。毎日ログインすることで、ボーナスが付与されるほかアクティブユーザーとして男性サイドにも好印象を与えることができます。
「Paris」の検索方法では、検索条件を詳細に設定できるのが魅力のひとつです。利用にあたってまず、自身が求める条件を設定してみましょう。
「さがす」ボタンを押すと、ページ上部に検索窓が表示されます。そこをタップすることで、年齢や居住地、身長、体型、学歴、年収からタバコやお酒、結婚歴、子どもの有無までセンシティブな条件も設定することができます。
「コミュニティ」のボタンを押すと、音楽や映画など現在のトレンドを切り口にしたコミュニティが表示されています。自分の興味のあるコミュニティに参加すると、その中で同じ趣味を持った人と出会うことができます。筆者は積極的に複数参加することで、いくつか同じコミュニティに所属する相手を探しました。
※【参考】筆者が所属していたコミュニティ一部
女性が売り手市場ということもあるのか、なんと登録初日に早速メッセージをやりとりすることができました!しかし淡々と続けていくと、また新たな壁に当たります。それは「メッセージが長続きしない」という問題です。
「Pairs」をやっていると、このような無難かつ温和なメッセージを相当量、目にすることになります。ここから会話を広げるにはテクニックが必要です。長続きさせるコツとして以下を実践してみましょう!
文末を疑問形にすることで、返信率がアップすることが多いです。また「はい・いいえ」で簡潔する質問ではなく、簡単な文章で説明してもらえるような質問を投げましょう。
相手のことを聞いてばかりだと不公平感を募らせてしまうケースも。ほどよく自身のことも開示し、パーソナルな部分を共有するようにしましょう。
相手のツボや人となりがある程度分かったら、変化球を投げてみましょう。無難な会話ばかりでは、なかなかお互い長続きしません。
しかし素敵な出会いばかりでないのが、マッチングサイトの気をつけるべき点。時には感覚がずれた人と出会ってしまうこともあります。筆者の実際に遭遇した例を挙げてみましょう。
何気なく「いいね」を返したお相手から、「同じような仕事をしているため、是非チコさんの書かれている記事を読みたいです」とメッセージが来たため返事に迷って放置していると、「お忙しいですか?」「会いたいです」などさらに連投でメッセージが......。
こういう場合に、相手には申し訳ないと思いつつも「非表示・ブロックの設定」をしても良いでしょう。これ以上相手に期待を持たせるのも気が引けるので、時には思い切った選択も大切です。
「気軽に、日々の負担にならない程度にまずは出会いから」というスタンスを貫いて、のんびり「Paris」を利用し1ヶ月が経過しました。
当初は「本気で付き合いたいと思っていないと利用するのも厳しいのでは......」とネガティブに考えていましたが、まったくそんなことはありませんでした。
今やりとりしている男性とも、のんびりお互いのペースでメッセージを送り合っています。仕事が落ち着いたら、次は実際に会ってみようかと検討中です。
出会いがないし、忙しい。忙しいから出会いもない----。
日々仕事に生きる女性は、そんな負のスパイラルに陥りがちです。こうした日常に小さな変化を与えるのに「Pairs」は効果抜群です。明確な交際や結婚の希望がなくても、とりあえず気軽に手軽に出会ってみたい、筆者のようなゆるめのユーザーも安心して利用できる次世代のサービスでした。
医療業界でなかなか出会いがないという女性の方も、ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか?
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諸見チコ アラサーのフリーランスライター。主に女性向けライフスタイル誌やファッション誌で執筆している。最後に付き合っていた彼氏とは2年前に破局。理由は「仕事とプライベートのバランスの不釣り合い」。しばらく異性との出会いには消極的だったが、身の回りの結婚ラッシュを目の当たりにし、とりあえず出会うところからはじめてみようと再起する。日々納期に追われており、不規則な生活になりがち。ライターのくせしてプライベートでは筆無精で腰も重い。お酒とアニメ鑑賞が趣味。 |