だんだんとひんやりしてくるこの季節の読書は楽しみの1つでもあります。読書にとって図書館は本当に強い味方です。今回は都内にあるおすすめの図書館や楽しみ方のコツをご紹介いたします。
東京美術館に図書館なんてあるの?と思われがちですが、美術館の中に図書館があるのです。アート好きにはおすすめの場所です。東京美術館の中にあるだけあって、図書館のなかの家具や配置もアートしていて、とにかく居心地のよい空間が作られています。
図書館の中からは外にある整備された庭のグリーンを目にしながら落ち着いて本を楽しむことができます。また、東京美術館で開催されている展覧会の資料もここで読むことも可能です。本を読みふけって小腹がすいたら美術館内のレストラン・カフェでお食事をとったりお茶をしたりすることもできます。一日中居たくなる図書館です。
昭和館は昭和の時代を現代に伝えるというテーマの図書館で、戦時中や第二次世界大戦後の日本人の暮らしを知る事のできる場所です。昭和館には日本の国民が戦争中、戦後どのような苦労に耐えてきたのかという貴重な文献、資料が揃っています。
4階の図書室では戦争時、戦後の人々がどのように暮らしてきたのかという図書、地図、雑誌などを読むことができます。昭和館では資料の貸し出しもおこなっています。現在の平和な日本がどのようにできていったのかを知るにはこの時代の事を知るべきでしょう。
そして今の日本の平和が変化しつつある状況ですが、この図書館の資料を読めば戦争がどれほど国民に影響を与えるのかということを学べるでしょう。日本人であれば一度は訪れたい図書館です。
東京で最もオシャレで進んでいる図書館と行っても過言ではないでしょう。もとは都立日比谷図書館だったのですが、それをさらに発展させたのが千代田区立日比谷図書文化館です。本を読む座席には電源がついているのでコンピュータ、タブレット、スマホなどの利用も可能です。
図書館は緑に覆われていて、都会の中とは思えないような閑静な空間が広がります。この図書館にもカフェとダイニングが完備されています。一日中ゆっくりと図書館で過ごすには最適の場所です。
読書の秋に、このような魅力的な図書館を利用しなんてもったいないですよね。図書館の楽しみ方はいろいろですが、このように図書館自体が魅力的な所も沢山あります。ぜひ一度訪れてみてください。
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松田 ゆうき 大阪出身、フリーランスでライターをしております。とにかく旅行と食べることが大好きで国外問わず各地の料理を食べることに情熱を注いでいます。今は南米にて執筆中。現在、長期でスペインとメキシコを行き来しています。 |