患者の方と接する機会も多々ある薬剤師にとって、コミュニケーションスキルは必須であり、服薬指導に関しては尚更ですよね。
しかし、いくら薬剤師といっても上手くコミュニケーションが取れなかったり、方法がよくわからない方もいらっしゃいます。
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イリョウジョシでは「薬剤師さんに不満を持った経験」について、一般の方にアンケートを募りました。その結果を公表いたします。患者さんの「生の声」も掲載いたしますので、ご自身のセルフチェックの参考にしてください。 |
コミュニケーションで大切なのは、話し方と言われている事はご存知でしょうか?声のトーンを変えたり、大きさを聞き取りやすいボリュームにするだけでも、相手の印象は随分と変わります。
ゆっくりと話す事も大切です。早口は相手からすると聞き取りづらいです。自分が早口だなと思う方は、自身が思うよりもかなりゆっくりと話してみてください。
そうするだけで、相手からは聞き取りやすく、柔らかい話し方をする人だという印象をえられ、コミュニケーションがスムーズになるでしょう。
患者さんと話す場合、必ず相手の顔を見るように心がけましょう。たまに程度であれば、資料やよそ見をするのも問題はありませんが、最初から最後まで患者さんを見ないのは失礼な行為です。
特に初対面の患者さんであれば、どういう人なのかな?と確認の意味を込めて会話している方もいらっしゃいます。そんな大切な時によそ見ばかりしていては、良い印象を抱かれませんよね?必ず相手の顔を見て話すようにしましょう。また、大切なのは笑顔です。最初は緊張して顔がこわばってしまう事もありますが、笑顔で相手が話しやすい空気を作る事も大切です。
質問には"はい"か"いいえ"で答えてもらう方法と、相手に自由に答えてもらう方法があります。
できるだけ患者さんの意見や言葉で話してもらいたいと思っても、それが苦手な方もいらっしゃいます。そんな時は、選択肢を狭めて肯定か否定かを答えてもらうようにする事も大切です。新しいお薬はいかがですか?という質問であれば、答え辛く、新しい薬で熱は下がりましたか?という方が、相手も答えやすいです。
相手が細部にわたって経過を報告してくれる人であれば前者が良いですが、苦手な方もいるという事を覚えておきましょう。
また病状でも答えやすさは異なります。患者さんの状況をしっかりと見極め、患者さんが受け答えをしやすい質問を心がけましょう。
いかがでしたでしょうか?薬剤師のほんの些細な言動が患者さんの不満の原因になることが多くあります。今回のポイントを参考に、ご自身でセルフチェックしてみてください。
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イリョウジョシ編集部 マックス・メディカル株式会社が運営する、医療に従事している女性を応援するライフスタイルマガジンです。 仕事やプライベートにおける、女性ならではの悩みに対するヒントとなるような情報を幅広く提供しています。 日々の情報源としてぜひご活用ください。 |