薬剤師に限らず人間関係の悩みは一人で解決できるものではありませんから、本当に難しいですよね。そればかりか、人間関係の悩みが重くのしかかり、体調を崩してしまうこともあります。
しかし、問題点を分析することで解決できることも。解決に向けた考え方をみてみましょう。
現在の状況を打破するためには客観的な分析が必要になります。まずは、職場の問題点を考えられる限り挙げてみましょう。
人数が少なく閉鎖的だから、女性の割合が多い・少ないから、など色々な問題が思いつきますよね。活字にしてみるとよりわかりやすくなります。
次に、挙げた問題点に優先して解決すべき順番を付けます。そして優先順位の高いものから一つ一つ解決策を考えていきましょう。今後解決できそうか、そうでないかが明確になってきますよ。
職場の問題点、分析できましたか?実はこれだけでも解決に近づいているのですが、より近づけるためには分析結果を他の人にも評価してもらいましょう。
自分や同じ職場の人など当事者はどうしても考えが偏りがちです。できれば職場とは関係なく、冷静に判断できそうな人に見てもらえると良いですね。
他人の意見を聞くことで、さらに解決できそうかそうでないかが明らかになってきます。また、自分では考えつかなかった解決策を見つけてもらえるかもしれません。
ここまで問題と解決策を考えてきましたが、そもそもの問題の原点はどこだったのでしょうか。一つの作業工程を変えれば解決の可能性があることなどもあったのでは?
しかし、さまざまな視点から冷静に考えても、問題点が特定の個人との関係に行き着いてしまうことは当然ありますよね。その人との関係修復を試みることができるのであればそれがもちろん良いのですが、聞く耳を持ってもらえないこともあります。
そうした場合、内部で解決するのは相当困難かもしれません。無理を続けて体を壊してしまうより、店舗間での異動や転職という手段を選ぶのも賢い選択ですね。
職場の人間関係がなぜうまく行っていないのかを客観的に判断し、問題点を分析することで解決策は見えてきます。解決できるのであれば、衝動的に辞めてしまうより良いですよね。
とはいえ職場内では絶対に解決できないこともあります。その場合には無理をして身体を壊さないように、転職という選択肢を選ぶのも良いでしょう。
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ちゃちゃ 薬剤師。大学で研究をしながら週末はドラッグストアで勤務。見聞を広めるため医療系ライターとしても活動中。 |