子育てとの両立というと、ものすごく大変なイメージがありませんか。でも、仕事への取り組み方はちょっとした工夫で、ぐっと働きやすい環境になるのです。
薬剤師が知っておきたい、子育てとの両立がうまくいく仕事の進め方について、ご紹介します。
薬剤師にとっても、子育てを理由に退職を選ぶことは珍しくありません。その原因はさまざまですが、時短勤務ができない職場だった場合には辞めてしまうことが多いようです。
もし時短勤務ができたとしても、同僚薬剤師に負担がかかってしまう状況がストレスになってしまい、結果的に退職を選ぶケースもあります。
薬剤師はその職性もあってか責任感の強い方が多いので、今までと同じように仕事ができないことにジレンマを感じ、ストレスを溜めてしまいやすいのかもしれません。
残業ができないだけでなく、急なお休みをもらうことも子育て中にはよくあることですよね。そうなると、限られた時間の中でいかにパフォーマンスを発揮できるかが課題になります。
子育て中の仕事の基本は、自分のできる範囲内で働き、いつ休んでも問題のない状況を作ることです。
具体的には、自分のキャパシティを超える量の仕事を引き受けないと言うのも一つの方法でしょう。また、自分の仕事を他の人とも常に共有しておくことで、カバーしてもらいやすくしておくのも良いかもしれません。
このように、周囲への負担を減らす努力をすることで、同僚の理解も得られやすくなり、いざというときも必要以上に後ろめたさを感じずに済むでしょう。
急なお休みや時短勤務のフォローは、同僚が必ずしてくれることになります。もし、それに対して同僚が不満を感じるようになってしまうと、ママ薬剤師が働きにくい雰囲気が生まれ、子育てとの両立は難しくなるでしょう。
これを防ぐには、ママ薬剤師自身も誰かが休んだときは快くフォローしたり、常に感謝の気持ちを持ったりといった姿勢を持つことが必要です。
その結果、皆が「困った時はお互い様」と思えるような職場になれば、自分だけではなく他のママ薬剤師のためにもなります。
このように、フォローしてくれる人への気遣いと感謝の気持ちがあれば、自分の職場を子育てと両立しやすい環境に近づけることができます。
子育てと両立しやすい職場は、皆が働きやすい職場でもあります。ママ薬剤師も、未来のママ薬剤師も、ぜひ意識しておきたいですね。
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ゆゆまま 産休・育休経験済みのママ薬剤師。0歳児のお世話に奮闘中。現在は育児の合間にライターをしています。 |