子どもトラブルはママ薬剤師にとって不安の種ですよね。しかし、引き継ぎ準備ができていれば、いざという時も安心して子どものケアができます。職場からの信用も高まり、評価アップにつながることだってあります。
ママ薬剤師にとって必須とも言える引き継ぎ準備。その効果的な方法をご紹介します。
当然のことながら、子どもの怪我や病気は突然起こります。そのため、ママ薬剤師はいつ仕事を中断することになってもおかしくありません。
ですから、「明日仕事ができなくても大丈夫」と思える状況を、自分で常に作っておかなくてはならないのです。いつ自分が抜けても大丈夫なように引き継ぎ準備ができていると、上司や同僚からの信頼度も増して、小さな子どものいるママ薬剤師でも働きやすい雰囲気が生まれます。
さらに、トラブル時には仕事の心配をすることなく、子どものケアに集中することもできます。引き継ぎ準備をしておくことで、職場にも自分にも余裕が生まれ、仕事と家庭の両立がしやすくなるのです。
引き継ぎ準備の目的は、自分がいなくても職場でスムーズに仕事が回ることです。そのためにはまず、自分だけが知っている業務を他の人と共有しておく必要があります。
たとえば、かかりつけ薬剤師として投薬している患者様の情報は、代わりに誰が対応しても大丈夫なように、投薬時の注意点などは薬歴にしっかり残しておきましょう。
子どもトラブルで休む場合は、ただでさえ子どものことで頭がいっぱいになってしまいやすいものです。そんな状況でも、職場への伝達事項を漏れなく伝えられるように、あらかじめ自分の中でシュミレーションしておくのも良い方法でしょう。
いつ休んでも問題ないように、フォローしてもらえるシステムを自分で作っておくのも効果的な引き継ぎ準備です。
具体的には、自分用の業務ノートを作り、毎日記録するという方法があります。業務ノートを持ち帰らずに薬局に保管しておけば、自分の仕事の進捗状況を皆に把握してもらえるので確実な申し送りができます。
また、日頃の心がけひとつでも、引き継ぎがスムーズになります。
たとえば、普段からできるだけ仕事を翌日に持ち越さないようにしていると、休んだときの周囲への負担を減らすことができます。
さらに、子どもの体調が悪い時は早めに上司に伝えることも大切。そうすることで、万が一に備えて、現場も対策を取りやすくなりますよ。
ママ薬剤師には子どもトラブルがつきものですが、準備がしっかりできているとトラブルへの不安も少なくなります。そのうえ、引き継ぎ準備ができているママ薬剤師には安心して仕事を任せられますので、職場からの評価も高まるでしょう。
うまく子育てと仕事を両立させるために、引き継ぎ準備は常に心がけましょう。
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ゆゆまま 産休・育休経験済みのママ薬剤師。0歳児のお世話に奮闘中。現在は育児の合間にライターをしています。 |