小さな子どもがいるママ薬剤師にとって、最も大きな心配の種は同僚薬剤師との人間関係でしょう。育児との両立には同僚のサポートが必須ですが、サポートしてもらう側の気配りがなければ、同僚薬剤師の不満は爆発しかねません。
ママ薬剤師が知っておきたい、同僚とうまくやっていくためのポイントをご紹介します。
ママ薬剤師の時短勤務や早退による仕事のしわ寄せは、同僚薬剤師がフォローしなくてはなりません。仕方のないこととはいえ、その負担が大きくなってくると同僚薬剤師の不満は溜まってきます。
時には、人間関係がギクシャクしてしまうこともあるでしょう。いつも甘えてばかりではやがて職場の雰囲気も悪くなり、子育てとの両立がうまくいかなくなる可能性だってあります。
ママ薬剤師が子育てと仕事を両立させるためには、同僚薬剤師へかかる負担が最小限になるように気配りをする必要があるのです。
同僚薬剤師の理解を得るためには、どのようなことに気をつけたら良いでしょうか。
まず、あえて大変な仕事をしたり、できるときは残業を引き受けたりして、自分なりに迷惑をかけてしまう分の穴埋めをするようにしましょう。急な休みに備えて引き継ぎ準備をしておくことも大切な気配りです。
さらに、日頃のコミュニケーションの中で、子どものことや家庭のことなど、自分のプライベートをそれとなく伝えるのも良い方法です。いつも真面目に働いている人が子育てに努力している姿を知れば、誰でも応援したくなるものですから。
そして助けてもらった時には、お礼やちょっとした差し入れなどで、感謝を伝えることも忘れないようにしましょう。
世の中いろいろな人がいますから、自分がいくら努力しても理解をしてくれない人がいるのは当然のことです。そのような場合はひとまず上司に相談し、ママ薬剤師のフォローへの負担が、特定の人に偏らないように配慮してもらいましょう。
また、同僚薬剤師に大きな負担がかかるということは、そもそも職場全体の仕事量が多すぎる可能性もあります。
場合によっては、ママ薬剤師が勤務できない時間帯をカバーするために、薬剤師の増員を検討してもらうことが解決策になるかもしれません。
もしそれでも状況が変わらないのであれば、子育てに理解のある職場を求めて転職するのも悪くない選択です。
職場にママ薬剤師がいれば、同僚薬剤師のフォローが必要です。そして、フォローしてもらう側としては、その負担を最小限に留める心配りと感謝の気持ちも同じように必要です。
ただ、それでも理解が得られない場合は、転職と言う選択肢を選ぶのもアリかもしれません。育児と仕事の両立はただでさえ難しいのですから、頑張りすぎないようにしましょう。
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ゆゆまま 産休・育休経験済みのママ薬剤師。0歳児のお世話に奮闘中。現在は育児の合間にライターをしています。 |