子育てと仕事の両立がしやすい職場を探す場合、チェックしておきたいのが子育て関連の福利厚生です。
薬剤師の職場で実際に活用されている子育て関連制度を、3つのシチュエーション別にまとめてみました。ママ薬剤師、必見です。
注目すべきは、託児、時短勤務、特別有給休暇の3つの制度です。
まず、託児に関わる制度としては、企業内保育や保育所、ベビーシッターを安く利用できるサービスがあります。託児の問題がクリアできなければ就職も叶いませんので、上手に利用したいものですね。
また、時短勤務ができることも子育て中の勤務には重要です。薬剤師の場合も、勤務時間を最大2時間短縮できるようにしている会社が多いようです。
特別有給休暇の例には、子どもの通院、健診、予防接種などのために認められる看護休暇があります。子どもが幼いうちは、病気以外でも健診や予防接種で頻繁に通院することになりますので、有給はあればあるほど助かるでしょう。
残念ながら、子育てに関わる制度のほとんどは、小学校就学前の子どもを持つ方を対象にしています。
そのため、子どもが小学生になると、利用できる制度がかなり少なくなってしまうのが現状です。特に時短勤務は、子どもが小学生の間はまだ必要だと思いますが、これも例外ではありません。
しかし、それは正社員の場合の話です。契約社員やパートになれば、もちろん時短勤務は可能です。
会社によっては、一時的に契約社員等に雇用形態を変え、後で再び正社員に復帰させてくれるなどの臨機応変な対応をしてくれることがあります。時短勤務を希望する場合は、このような前例がないか確認してみると良いでしょう。
2人目となると、子育てをしながらの妊娠・出産は、1人目のときより大変です。
あらかじめ子育てに関わる制度を確認し、2人目の出産も安心して迎えられる会社を選びたいものですね。育児休暇は基本的に子どもが1歳になるまでですが、会社によっては3歳まで延長できることがあります。
また、妊娠短時間勤務という制度を設けている会社もあります。妊娠中は体調が不安定になりやすく、産休まで働けないことも珍しくありません。
妊娠中も時短勤務ができれば、体の負担を少しでも減らすことができますので、とてもありがたい制度だと言えるでしょう。
子育てと仕事の両立を目指すのであれば、これらの子育て関連制度の有無は要チェックです。
また、どんなに良い制度でも使いにくければ意味がありません。いずれの制度も会社内での過去実績を確認し、本当に利用できるものかどうかを判断するようにしましょう。
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ゆゆまま 産休・育休経験済みのママ薬剤師。0歳児のお世話に奮闘中。現在は育児の合間にライターをしています。 |