加藤 栞さん(31歳/東京都/薬剤師歴8年) |
大手ドラッグストアは給料が高く、商品知識だけでなく社会人としてのマナーなどの研修制度が整っていたため入社しました。
大手ドラッグストアということで、店舗が多く異動が激しかったためです。薬剤師が退職する毎に玉突き異動が起こり、店舗異動が激しく2~3ヶ月で違う店舗に異動する状態が続き心身ともに疲れたため、異動のない中小調剤薬局へ転職しました。
転職するために薬剤師専用の転職サイトを利用しました。希望の勤務形態や給与などを登録すると、すぐにコンサルタントから面談の日程について相談の電話がかかってきました。
都心のビルで面談をして、1週間後くらいには現在勤務している薬局へ面談したコンサルタントと一緒に見学を兼ねた面接に行きました。
面接の時点ですぐに内定を頂きましたが、長期旅行などの都合があり正式に入社したのは面談から1ヶ月ほど経ってからでした。
給与は大手ドラッグストアより大幅に減りましたが残業や異動がなく、転職して本当に良かったです。ドラッグストアから調剤薬局への転職ということで、初めは調剤薬局の仕事ができるのか不安でした。
しかし、先輩薬剤師が1人かかりきりで研修をしてくれて手取り足取り教えてもらえたので助かりました。給与は大手ドラッグストアより大幅に減りましたが残業や異動がなく、転職して本当に良かったです。
子どもが小さいため急な病気などで休む日が多く、会社には迷惑をかけていると思います。ですが、社長や薬局長にも子どもがいるため急な休みに対して理解があり、嫌な顔をせずに休ませてくれるので助かっています。
子どもができるまでは参加していた夜の勉強会や休みの日の研修会などは参加できなくなりました。そのため今は通勤時間や休憩時間にインターネットや雑誌などを利用して、薬の知識を得るように努力しています。
子育てはキャリアの邪魔になると考えがちですが、子育てをすることによって小児科や婦人科(妊娠中や産後の状態)に詳しくなりました。
投薬するときにも年齢に応じた子どもの薬の飲み方のフォローができたり、授乳中の服薬について安心して飲めるようなサポートをすることができます。自分の経験を患者さんに活かせるので、ぜひ子育てを経験してもらいたいです。
まだ子どもが小さいのでまずは子育てを最優先に考え、子どもが大きくなってから、いずれはフルタイム勤務を考えています。認定薬剤師の資格を取得して、かかりつけ薬剤師に選ばれるような薬剤師になりたいですね。
加藤さん、どうも有難うございました!