薬剤師には様々な働き方があります。せっかく転職するのなら、本当に自分に合った働き方を選びたいものですね。ここでは、正社員・パート・派遣社員の3つに分けて、それぞれに適した人物像をご紹介します。あなたはどれに一番近いでしょうか?
ご存じのとおり、正社員は最も安定性のある働き方です。雇用側は、正社員にはずっと働いてもらうことを前提にした待遇を用意しています。
さらにママ薬剤師の視点で気になるのは、子育て支援関連の福利厚生。これはパートを対象外としている職場がほとんどですが、正社員であればこの恩恵を受けることができます。
このように正社員は安定性が高く福利厚生が充実しているため、結婚・出産などで生活に変化が起きても、制度をうまく活用することで変化を乗り越えることができます。同じ職場で確実にキャリアを積み上げていきたい人は、正社員を選択するべきでしょう。
パートを選んだ場合、正社員に比べると安定性は劣るものの、勤務の時間帯にしばられることなく働けるというメリットがあります。
小さな子どもがいてフルタイムでは働きにくいママ薬剤師も、短時間で希望する時間帯に働くことが可能になるのです。さらに、保育園のお迎えがあるママ薬剤師は、パートであれば残業なしで働くことができるので安心してお迎えに行けます。
時間的な制約が大きくなりそうだけど、同じ職場で落ち着いて働きたいというママ薬剤師は、パートがオススメです。
派遣社員の魅力は何と言っても高時給なこと。勤務条件次第では、パートより派遣社員を選んだ方がよいこともあります。しかしママ薬剤師にとってそれよりもありがたいのが、フルタイムで働けない負い目を感じなくて済むことではないでしょうか。
なぜ派遣であれば人間関係の煩わしさを感じにくくなるのでしょう。それは、実際の勤務先との間に派遣会社が入ってくれるからです。転職の際は勤務条件の交渉ももちろん行ってくれます。そのため、遠慮なく希望を伝えることができ、理想の転職が叶いやすくなるのです。
このように、人間関係を割り切って自分の希望通りに働きたいママ薬剤師は、派遣が向いていると言えるでしょう。
薬剤師は転職市場においてまだまだ売り手市場。そのため、働き方を自由に選択できます。転職を考えるときは、まず自らのニーズを整理し、求める生活スタイルに合わせた働き方で、仕事と子育ての両立を目指しましょう。
![]() |
ゆゆまま 産休・育休経験済みのママ薬剤師。0歳児のお世話に奮闘中。現在は育児の合間にライターをしています。 |