辞めたい、転職したい、と思っても色々なことに悩んでしまいますよね。辞めた後の家計や再就職先のこと、そもそも円満に辞められるのだろうか、など悩みはじめるとキリがありません。
そこで今回は、辞めたい原因の追究と考え方の変更によるお悩み解消法をご紹介します。
「仕事を辞めたい」薬剤師の皆さん、辞めたい理由を具体的に考えたことはありますか?なんとなく漠然と辞めたいと思っていないでしょうか。
「なんとなく」のまま辞めてしまうことは、とてもリスクの大きなことです。
自分をきちんと分析しないまま仕事を辞めた後、新しい職場を見つけてもまた「なんとなく」嫌で辞めてしまう、そんな繰り返しになってしまう恐れがあります。
辞める、辞めないに関わらず、原因をはっきりさせておくのが理想的。患者さんと話すのが嫌、仕事に追われている自分がダメな母親と思ってしまう、など色々なタイミングがあります。
具体的な「辞めたい」タイミングが見つかれば解決策も立てやすいのでぜひ考えてみてください。
最も辞めたいと思うタイミングはいつでしたか?
育児に関わる悩みであれば、時短勤務を目指してみたり、子供との接し方を変えてみたり。人間関係の悩みであれば、他の人に相談してみるなど、具体的な解決策が見出せますね。
「辞めたい」が薬剤師そのものでなければ、必ず解決方法はあります。
結果的に現在の職場を辞めることになったとしても解決を目指してみてはいかがですか。解決に向けて具体的な手段が思いつかなければ、〇〇月までやってみようなど期間を決めてみる方法もおすすめです。
ちなみに、患者さんの命に関わるようなミスをした直後などはどうしても「薬剤師を辞めたい」と思いがちなので、そういうときは考えるのをやめて気分転換をしましょう。
辞めたい理由をつきとめ、解決に向けて努力し、それでも辞めたい気持ちが変わらない場合もあるはず。そんなときは潔く次の求人を探しましょう。
辞職や休職、転職は逃げや敗北と感じる方もいるかもしれません。しかし、解決しようと努力し自分が納得した後の選択であれば、決して逃げではありません。
もちろん、あまりに多すぎる転職経験はパート採用だとしても不利になるため慎重さは必要。ですが、体を壊してしまうほど追い詰められる必要はないのです。
もし、転職先について不安があるのなら転職サイトの利用がおすすめです。
単に条件に適した求人情報を探すだけではなく、一緒に職場見学をしてくれたりもします。薬のことは薬のプロである薬剤師に頼っていいように、転職は転職のプロに頼ってしまいましょう。
世間では過労死など労働環境に関する問題がたびたび話題になります。薬剤師の職場であっても例外ではありません。
職場のことを考えるだけで吐き気を抑えられなくなったり、、パニックになったりする場合は今すぐ次の選択肢を探し始めるべきでしょう。
ただ、もし解決策を模索する余裕がまだあるのであれば、後悔の無いように辞める前に自分と仕事について見つめ直してみることをおすすめします。
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ちゃちゃ 薬剤師。大学で研究をしながら週末はドラッグストアで勤務。見聞を広めるため医療系ライターとしても活動中。 |