仕事の満足度を上げるためには、プライベートの充実は欠かせません。リフレッシュの時間を確保するためにも、できるだけ残業はせずに早く帰宅したいですよね。薬剤師が残業を減らすための工夫にはどのようなものがあるのでしょうか。
決められた時間で効率良く仕事を片づけるには、自分の抱えている仕事の整理が必要不可欠です。やるべきことを全て把握したうえで、それぞれの仕事の重要性や緊急性を整理し、優先順位をつけましょう。
また、仕事を終わらせるまでにかかる時間の目安をつけておくと、スケジュールを立てやすくなります。どれから手をつければ良いかわからないという場合は、手早く済ませられるものから始めてみましょう。
簡単な仕事でも片づけば精神的に負担が軽くなります。さらに、仕事を終えることで達成感が得やすく、次の仕事へのモチベーションアップにもつながるでしょう。
患者様が多すぎてほぼ一日中投薬していた、なんてことはよくありますよね。そんな日は記入すべき薬歴がたまってしまい、残業せざるをえないことも珍しくないでしょう。
でも、薬歴記入も立派な薬剤師業務で、本来なら勤務時間内にすべきもの。もし薬歴で残業が続くようなら、あなたの仕事量が多すぎる可能性もあります。上司に相談し、当日中に薬歴記入が終えられる程度に投薬の人数を調整させてもらうのも、一つの手です。
また、あなた自身も薬歴記入の時間を計算に入れて、定時までに仕事が終わるよう計画的に業務を進めることを意識しましょう。
どんどん増える仕事で、手一杯になっていませんか。そんなときは一旦落ち着いて、「自分でないとできない仕事」と「人に任せられる仕事」に仕事を分けてみてはいかがでしょうか。そして、自分でなくてもできることは遠慮せずに人にお願いしてみましょう。
また、日頃から自分の仕事を他の同僚と共有しておくと、「人に任せられる仕事」が増えて、気持ちがぐっと楽になりますよ。どんなに優秀な薬剤師でも、体はひとつ。お願い上手になることで、ますます薬剤師としてのパフォーマンスも上がるはずです。
経験を重ねて責任が重くなるほど、残業も多くなりがち。しかし、仕事の効率を上げるためのちょっとした工夫や心がけによって、残業を減らすことは可能です。プライベートの時間もしっかり満喫して、充実した薬剤師ライフを送りましょう。
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ゆゆまま 産休・育休経験済みのママ薬剤師。0歳児のお世話に奮闘中。現在は育児の合間にライターをしています。 |