2月16日(土)に中部大学生物機能開発研究所・客員教授の横山 信治先生をお招きしてセミナーを開催いたしました。多くの方にご参加いただき誠に有難うございました。
地球上の多様な生物は、そのそれぞれの生活環境から手に入りやすい「資源」は自ら合成することをやめ、外部調達すなわち「摂食」に依存し、これらは「必須栄養因子」となりました。
15~16世紀のヨーロッパの大航海時代何ヶ月も新鮮な植物性食品を口に出来ないという「遺伝子の進化」において想定外の生活環境を強いられたことで、「必須栄養素」として外部調達が必要なビタミンCが「発見」されました。
そして現在、生命活動の基本である「食」も、今や企業の利潤追求の経済活動の一部となり、栄養素も工業製品に依存するようになりました。このように「産業化」された栄養摂取の究極のかたちが「サプリメント」です。
「サプリメント」とは産業化された「食環境を補うもの」と定義できますが、次のように分類ができます。
①基本的栄養素の不足を補うもの
②「生理活性物質」としての薬理学的活性が期待されるもの
③その両方
④科学的根拠のない単なる伝統的「おまじない」に近いもの
これらのサプリメントの機能性について、科学的な裏付けを学ぶと共に、かかりつけ薬局においてのサプリメントの活用方法などについても考察していきたいと思います。
2019年2月16日(土)13:00~15:00 | |
新宿三井ビル50階 マックスグループ セミナールーム | |
東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル50階 http://www.shinjukumitsui55info.jp/access/ |
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医療資格者限定 | |
25名(定員になり次第締め切らせていただきます) | |
日本薬剤師研修センター研修シール1単位 | |
無料 | |
マックス・メディカル株式会社/メディカルサプリメントアドバイザー認定講座 | |
横山信治 先生 中部大学生物機能開発研究所・客員教授 |
受付開始 | |
開会挨拶 | |
「薬剤師が知っておくべきサプリメント機能の科学的裏付け」 | |
質疑応答 | |
閉会挨拶 | |
閉会 |
1972 東京大学医学部卒業
1972 | 医師免許取得 |
1988 | 医学博士(東京大学) |
1988 | カナダ王立医師会終身会員 |
1989 | カナダ王立医師会内科専門医 |
1991 | 日本内科学会認定医 |
2011 | 日本動脈硬化学会専門医(第一期認定) |
1972-77 | 東大病院内科研修医、同第三内科医員、朝日生命成人病研究所研究員 |
1977 | シカゴ大学生化学研究員(1979、Assistant Professor) |
1980 | 国立循環器病センター研究所病因部リウマチ研究室長 |
1988 | カナダ・アルバータ大学医学部教授(内分泌代謝内科/脂質研究部門) |
1996 | 名古屋市立大学医学部生化学第一講座教授 医学部長('03-'05)、副学長兼務('04-'05)、理事・副学長兼務('10-'11) |
2011 | 中部大学応用生物学部食品栄養科学科教授 名古屋市立大学理事・特任教授(兼務)('11-'13) |
2016 | 中部大学応用生物学部食品栄養科学科特任教授 |
2018 | 中部大学生物機能開発研究所 客員教授 |
日本動脈硬化学会 理事('04-'12)/名誉会員
日本脂質生化学会幹事('06-'11)/名誉会員
日本臨床栄養学会理事('12-'17)/名誉会員
カナダ厚生省高脂血症治療ガイドライン委員('94-'96)
米国NIH一般研究費常任審査委員('92-'96)
厚生省中央薬事審議会臨時委員('96-'99)
医薬品医療機器開発機構(PMDA)専門委員('99-'06)
日本医療研究開発機構(AMED) CREST/PRIME脂質領域研究総括('15-'23)、他
2009 日本動脈硬化学会 学会賞 2016 日本動脈硬化学会 大島賞
ステロール代謝、HDL代謝、家族性高コレステロール血症治療
英文査読論文 200 累積IF 861(うち筆頭著者/責任著者論文133 IF 594)